窓の枠とガラスの間にドライバーを差し込むと簡単にガラスにヒビが入ります。3か所ほど同じようにするだけで綺麗にガラスに穴が開きます。
ガラスにバーナーを当てるだけです。熱せられたガラスに水をかけると急激な温度変化によって簡単にガラスが割れてしまいます。
アイスピックを用いてクレセント錠付近のガラスに小さな穴を開け、クレセント錠レバーを突き倒してしまう手口です。
バールやハンマーを用いてガラスを叩いて割る手口です。この方法は手荒な分だけガラスが割れる時に出る音も120dBもの大きな音が出るのが特徴。
バールなどをサッシの隙間に差し込み、力を加えることでクレセント錠の受け金具を変形させ、クレセント錠を開錠させる手法です。
クレセントの開錠ではなく人が通れるほど大きくガラスを破ることが目的です。有効な防犯対策は、防犯フィルムや防犯ガラスでガラスの強化をすることです。
「あかないんです」はクレセント錠を狙うあらゆる手口に対抗します。
ドロボウがガラスを割る際に使う道具と方法をご説明しましたが、ドロボウが犯行時にガラスを割る目的は2つあります。
1つは強行突破です。
音が出ることも目立つことも気にしません。この手の犯人は空き巣犯というより強盗犯に近いでしょう。
もう一つはクレセント錠を開錠して侵入するためです。
できるだけ短時間に音も立てずにガラスのクレセント錠付近を小さく破壊します。
ほとんどの空き巣犯がこの後者の目的のためにガラスを破壊します。
それでドロボウの狙うポイントはこのクレセント錠だと言えます。
ダイヤルロック付き防犯窓鍵「あかないんです」は、このクレセント錠を狙うあらゆる手口を研究して設計されました。
3ケタの数字の組み合わせは全部で1,000 通り。この3つの数字が合わない限り完全ロック状態は解除できません。しかも、暗証番号はあなたの指定した数字にすることもできます。
世界にたった一つの「あかないんです」に!
空き巣対策の必須アイテムである防犯ガラス・防犯フィルムにも弱点が。それがこの突き破り。先のとがったアイスピックなどの「点」で攻撃されるとクレセントレバーが倒れて開錠してしまいます。
「クレセントつまみロック」がこの手口に対抗します。
この手口を使うとドロボウはガラスを割らずに侵入に成功します。そこでサッシメーカーは「クレセント錠飛ばし」対策としてくりぬき型受け金具を開発しました。ところがこのくりぬき型受け金具もガラスを割れば変形が可能な事が判明。そこで改良が加えられたのが「ガードプレート付きあかないんです」です。この「ガードプレート」は、クレセント錠飛ばしにもくりぬき型受け金具の破壊にも対抗します。
一般的なクレセント錠はコストを削減するためにプラスチック素材を使用してます。
簡単なロック機能付きのクレセント錠でも、ガラスを割った後に破壊されてしまうこともあります。
「あかないんです」は素材に亜鉛ダイキャストを使用。
金属素材ですから簡単には破壊できません。
また、ロック破壊行為に対して「つまみロック」部分に破壊防止構造を採用しています。
プラスチック製のクレセント錠は破壊されることがある。「あかないんです」は金属素材に加え、破壊行為も想定した設計がなされています。
他社製品には、クレセント錠そのものに鍵を差し込んで施錠・解錠させる製品や、クレセントのレバーをすっぽりと覆うカバー部品に鍵を組み込んだ後付けタイプの製品などがあります。これらの製品もクレセント錠をロックする点で空き巣対策としては高い効果が発揮されます。
しかしこのようなロック方式の場合、そのすべてが「キー」に依存しているというデメリットがあります。例えば施錠・解錠させる「キー」そのものを無くしてしまうと、クレセント錠自体を動かすことが出来なくなり、防犯としての機能だけでなく、日常生活に支障をきたすこともあります。また、利用者が鍵を窓から近い場所に保管する場合も多く、それは空き巣犯に見つかりやすい位置にあることを意味します。
「あかないんです」は、クレセント錠そのものに3ケタのダイヤルロックを組み込んで施錠・解錠の機能を付帯した一体型の「鍵」であり、使いやすさ、持続的使用、防犯性、そのいずれにおいても「キー」方式製品の抱えるデメリットを克服した製品です。
クレセント錠を完全ロックできる所は素晴らしいが「キー」の管理、紛失、継続性の点で問題が発生することも。
3ケタの固定ダイヤルをあわせるだけなので紛失の心配はありません。また、暗証番号は1,000通りのパターンがあるので、開錠は極めて困難です。
改良前「あかないんです」は窓鍵自体の強度には問題がありませんでしたが、意外な盲点がありました。
それは受け止め金具です。鍵は本来「かける側」と「受ける側」の二つの要素で構成されています。「かける側」つまり「あかないんです」本体は亜鉛ダイキャストの丈夫な素材を用いても、「受ける側」が弱いと本来の能力を発揮できないことがあります。
最近の犯行ではこのウィークポイントを狙い「受け止め金具」を破壊し侵入する手口が発生しています。バールなどをサッシの隙間に差し込み、テンションを加えるとアルミ製の受け金具が変形しクレセントが外れてしまう。これが「クレセント錠飛ばし」や「クレセント錠外し」と呼ばれる手口です。
そこで、どうすれば既存の受け金具でもこの手口に対応できるか研究開発されたのが、「ガードプレート付きあかないんです」です。
「あかないんです」はこの部分にも実用新案・パテント・商標登録が取られた、日本で唯一のダイヤルロック付き窓鍵です。